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あさかぜさんは見た

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06/22

Sun

2025

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12/07

Mon

2009

失念したが、エスキモーの知恵で、完全に凍傷になった手を氷にすりつけ、その摩擦熱で凍傷を軽減させるというのをどこかで見たことがある。

実際雪の中に入れておいたアイスクリームは少し溶けかかる。
摂氏0度以下にはならないからだ。
しかしあたたかい手を入れておくにはあまりにも冷たすぎる。

これと同じように、冷え切った心に急激なあたたかさを向けることは、その心が拒否反応を起こすことがある。
人のあたたかさが信じられず、自分の冷たさとの差を感じ、心に急激な負担がかかる。
だからといって冷たくすればことがすむのかと言えばそうではない。

冷たい心には、優しくされればされるほど、「差」を意識して、あたかも自分が周囲の温度を冷やしているかのような気持ちになる。
「差」を意識して、自分がいなくなったほうがという発想にもなるだろう。

ここ一ヶ月以上、色々なことを考えていた。
そして、つくづく無力だなと感じていた。
今はだいぶ心も落ち着いて平静を取り戻しつつあり、傷が落ち着くと同時に新しい目も開いてきた。
人に干渉し、その未来を変えていこうなどとは傲慢な発想ではある。
ただ、ほんの少しだけ、支えになれば、今は支えにならなくても、未来の役に立てればと、厳しいことも、そうじゃないことも伝えてきた。
人を拒絶したくなった時、その人にはどんな言葉も通じない。
どんなあたたかな言葉だって、その影に「裏切りの気配」を意識しておびえてしまう。
そうじゃなくても、自分がいるからこんなことになっているのだと、周囲のすべてのことを意識して背負い込もうとしてしまう。
そしていなくなったほうがいいのだと。
凍りついた心を溶かしていくのは容易なことではない。

正直、どう書いていいか悩んでいる。
何時間も悩んで書いている。
心を閉ざした人に対して、自分はどれだけ無力なのかを実感している。
どうしたらいいのか、自分は言葉を扱う人間なのに、言葉は風にも値しないほど存在感も意味も失うなんて。

ただ、一言伝えたいのなら、願うのなら、

「どうか、自分を許してやってほしい」

もう充分すぎるほど自分を責めた。
充分すぎるほど人を恨んだ。
あなたに非があるわけではないのに。

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12/06

Sun

2009

自分も愚痴ることがあります。
死にたいと親しい人に電話することもあります。
死に切れないのに、もう生きているのが嫌だと思うことがあります。

電話をかけられたほうは、とても迷惑しています。
「なんでそんなこと言うの」と、泣きます。
自分がもっと我慢強ければ、自分のせいで迷惑かけている。
そういうのがあからさまにわかります。
自分を常に責めたくなります。
でも、今の自分は自分を素直に認めるようにしています。

人に愚痴るということは、自分の弱さをさらけ出すということです。
理不尽な理由で傷ついているということを誰かに告げるのは、それは悪いことのようには思いません。
きちんと心配してあなたのためを思っている人の言葉に対して愚痴るのは、それは少しいけないとは思います。
何が正しいのかの基準は、どうしても自分の中で作らなければいけません。
その参考となるのは、「他者のエゴを助長させてない」という点にあります。

外で飲んで酔うと、とても寂しくなる時があります。
まるで上辺の会話で、その場限りの楽しみで、心の通じ合わない、何も心の中を打ち明けられない、そんなものにお金を払っている、なんのためにこんなにお金を払っているのだろう、自分は孤独だ、とても寂しい、消えたい、生きていたくない、苦しい、という思いにかられます。
まるで自分だけが世の中から必要とされていないような錯覚にも陥ります。
そして、死んだほうがいいのだと。
自分の中でどうしても埋められないものがあります。
きっとそれは「本当の自分を知ってほしい」という欲求なのかもしれません。

いつも冷たいものに慣れていたり、恐怖していたりすると、自分の中で破壊的な感情が生まれます。
人間不信です。
あたたかいものに触れた時に、過去の経験から、また裏切られるのではないか、またこの人は自分を傷つけるのではないか、自分がこんな状態だからきっと見限って離れていくに違いない、とあれこれ起こってもいないことに不安を抱き、恐怖します。

それを逆から完全に言うならば、「自分不信」でもあります。
これが「自己破壊衝動」です。
リストカットや自殺願望にも繋がりますね。
「自分はこうだから」
という自分不信が、自分を信じられない過去の幾多の罵倒や中傷などの経験が、自分自身を形成する強さを根底から崩し、あなたを不安にさせています。
私も一ヶ月以上大きな波を繰り返し、心のダメージと戦っていますが、これが数年以上の単位で抑圧状態が続くと、相当の長い年月をようして自分を回復させていかなければいけません。

回復させるには、どうしても自分ひとりではできないことがあります。
ぬくもりは、人に抱きしめてもらってはじめてわかるものです。
心を抱きしめてくれる人はなかなか少ないとは思いますが、あなたを見捨てたいという人間だけではないと思うのです。

もう少しだけ、自分自身を見つめてあげることも、必要なように思います。
その弱さも、今のあなたの一部です。
その上で、周囲と対話していけばいい。
そして、よいところ悪いところを見ていってあげればいい。
そう思います。

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12/03

Thu

2009

ゴーン、ゴーン、鐘が鳴る。



あなたは、苦しみを知っている人です。
あなたは、誰かに優しくできる人です。
その苦しみから、その悲しみから、誰かの痛みがわかる人です。
私はあなたの苦しみを完全には救ってあげることができないかもしれない。
でも、あなたのことは心配しています。
あなたのことを、心配しています。

心が麻痺して言葉が通じない時があるでしょう。
心が凍り付いてすべての言葉を疑う時があるでしょう。
そして自分の存在に疑いを持ったり、自分の心を殺したくなる時もあるでしょう。
生きていくことは辛いことです。
どんな人生にも、必ず挫折と苦しみが待っています。
遅かれ早かれ、それが来ます。
あなたは他の人よりどうやら早くそれが訪れたようです。
そして、年を取って、その苦しみから解放されたとき、あなたはきっと人の苦しみをわかってあげられる人になるでしょう。

あなたの優しさは、あなたの苦しみは、見知らぬ誰かを救います。
あなたの悲しみは、魂さえも死んでしまいそうなあの汚れた声は、人を救う力になります。

私のように誰かを食いつぶすわけでもなく、立派に生活しているではありませんか。
あなたは自分の優しさをもっと信じるべきです。
あなたはその傷の痛みを隠さないで生きるべきです。
その力があるから、あなたは優しくしてくれた人を裏切らない。
よくしてくれた人に対して、絶対に恩返ししようと思うのです。
それは、あなたの素晴らしさです。

思いを無視し、ただ自分だけに生きる人間とは違います。
あなたは素晴らしい素質を持っています。
だから、その優しさを疑わず、信じている人間がいることを自分の力にしてみてください。
私はあなたのことを信じています。
あなたが、きっと生まれ変われることを心から信じています。
だって、あなたは本当の悲しみを知っている人間だから。

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12/03

Thu

2009

その人間が語る眉唾な言葉は、結局は信用ならなかった。

最後までそんな生き方をしていくのか、もしくはどこかで本当に孤立して気がつくのかわからないけれど、その程度の感情で、まるで流されているように生きていって、最後にはぼろが出た。

最後のその状態が、すべての真実を語る。

好きの反対は無関心だと言う人がいる。
嫌いになるのはまだ興味があるからだと、多くの人は言っている。

本当に想いがあったのなら、無関心にまではならない。
最後まで、心の中に残った何かを信じている。
だがそれさえも残らないということは、結局は何もなかったということだ。

その人は私に色々なことをやりたいと言った。
やっていきたい、やらせてください。
私に対して言われた言葉のそのほとんどは、嘘になった。
なぜ嘘になったのか。
自分がわからない人だった。
責任感すらも希薄な人だと判断せざるを得ない。
自分のことを理解せず、ゆえに他人も理解できず、いい大人なのに、まるで中学生のような感情で、理屈で、自分のダメさ加減を肯定して、その自分を肯定してくれる環境へと流れていき、その環境で今は元の自分を取り戻している。
そこが、一番落ち着く環境なのだと思う。
人が変わるには、本当の痛みを知らなければいけない。
自分が犯した過ちで、もう逃げられない状況まで追い込まれ、そしてその過ちをとことん理解しなければいけない。
つまり、過ちすらも認めず、そこから逃げ続ける人間に、成長はありえない。

その人は命の短さを時として訴える。
その人の言うとおりなら、もう人生の半分は若くして過ぎ去っている。
もう折り返して、後半に差し掛かっている。
私がとても不思議に思うのは、それならば何故自分の人生を真剣に考えないのか、自分のことを真剣に考えないのか、私にはわからない。
もっと言うならば、なぜ自分の「今」を、もっともっと真剣に考えないのかがわからない。
体が苦しいから、辛いから、精神だけは楽なほうへと行こうとして、今を楽な楽なほうへと向けようとしているのかもしれない。

「その気持ち、私はよくわかるよ。重くはないけど、私も体弱いから」

ある人がそう言った。
自分にはその気持ちがわからないのかもしれない。
もし逃げられる環境があったのなら、楽しい環境があったのなら、自分はそこに浸ってほかのことを忘れ去るかもしれない。
竜宮城へ行った浦島太郎のように。

だが、夢から覚めたら?
突然逃れようのない自分の現実が、逃げ続けてきたその現実が、逃げられない場所まで追ってきたら?
ふたを開けて、自分は本当は老いていたのだと、どうしようもない現実が来た時、どうするのだろう。
きっとそこまで考えていないから、あれだけ眉唾なのかもしれない。
私はその人に正直呆れかえった。
でも何度も呆れかえることをされた後、私は無関心にはならなかった。
その人のことをとても悲しく思った。
哀れみでも同情でもなく自己憐憫でもなく、ただとてつもなく悲しい。

「じゃあ死ぬ前に自分がしてきたことを悟るといい」

たとえその人が本当にどうしようもない人間でも、そこまではどうしても思い切れない。
思い続けることは、本当に無力なことだと痛感する。
気がついて欲しいと、心から願う。
いつか、痛感した時、ようやくその人と語り合える日が来るのだろうか。
もう、一生語り合えるようなことはなく、ただ未熟さを肯定して、逆切れするような人間として、もう二度と会うことはないのだろうか。

今は眉唾な人間でも、将来には今よりも大人になっていることを心から願って止まないのである。

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11/27

Fri

2009

動揺は残るけれど、心の傷は痛むけれど、新しい「目」と、心の落ちる静寂を見つけられそう。

人は人生を歩まなきゃいけない。
人生を歩むとは、自分と向き合うことだ。
反省し、人に対してどんな欠点があるのか悟ることだ。
進むべき道すらも見定めず逃げ続ける。
逃避場所を一時の安らぎ場所ではなく、生活の一部とする。
そんな人間に、未来はない。

体のこと考えていますか?
動けなくなってから考え直しても、時間は取り戻せません。

自分のやりたいことちゃんと見定めてますか?
口だけでは何も起こりませんよ。

あなたが「意思」を取り戻し、本当の「思いやり」に気がつくことを、心からお祈りしております。
私にはそれくらいしかできませんから。

あなたの弱いところを突いて何が悪い。
悪いものを悪いと告げて何が悪い。
私に対して怒りをあらわにするということは、誰もあなたに言ってくれないのでしょう。
あなたの友達はその程度。
だから私が言います。
恨まれても嫌われても、あなたに言います。

悪いものは悪いんだって。
そんなもの、あなたの人間性をおとしめているだけだって。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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