忍者ブログ

あさかぜさんは見た

リクエスト何かあれば「comment」に書いてください。「note」「Paboo」で小説作品読めます。

11/25

Mon

2024

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10/27

Tue

2009

「愛」を語ったエゴ

友達からきついことを言われ、はっとした。

「愛情だと語って実は自分の負担を減らすためにしているだけのエゴ」

占いの本に書いてあったらしい。

正直堪えた。
自分は「偽善」を押し付けていたのではないか、と。

拍手[1回]

PR

10/26

Mon

2009

アメリカに二ヶ月近く住んでいたことがある。
語学留学という形でホームステイしていた。
片言の英語で一生懸命生きていく。
それでも楽しかった。

ホームレスみたいな人も多かったりして、治安が悪そうなところは見た目でわかった。
ガラの悪そうなのがうろうろしているし、どことなく不安になる。
食文化にはさすがに高カロリーのものばかりで参ったけれど、日本にいるときと気分が違った。

なぜ、日本にいるとこれほどイラつくのだろうと感じたほどだった。

わりと田舎でのんびりしているところにいた。
カリフォルニア州のサンフランシスコに近い場所にいたのだが、LAやサンフランシスコみたいな都会でもない限り、だいたいのんびりしている。
州知事のいるサクラメントでさえ、日本の「都市」から想像できる人口密集のイメージとは程遠い。

留学期間最後が近づいて、少しはめを外した。
学校を無断欠席して、ラスベガスのあるネバダ州の北にある、リノという街にでかけた。
カジノというものを体験してみたくて行ったのだが、まず街を出ようにも列車が来ない。
それまでバスが待っても20分以上来ないことを何度か経験しているので、気持ちも「まあいいか。じたばたしても来ないものはしょうがない」というゆったりとした気持ちになっていた。
景色だって開けている。
空をぼんやり眺めていた。
払っても次の駅で待っている乗換えのバスに間に合わなければ、電車に乗っても無駄だろうとも思わなかった。
「行ってみなきゃわからないさ。とりあえず景色でも見ながら待つか」とぼんやりしているところに列車が遅れてくる。
乗り込んで、ゆられながら時計を一度見て、あとは景色を眺めていた。

バスの待っている駅に着くと、もうとっくにバスの出る時刻は過ぎているにもかかわらず、バスがきちんと待っていた。
バスも電車が遅れてくるのがわかっているので、しっかり待っていたというわけだ。
妙なところでうまくまとまっている。

ゆるくまとまる。
そんな余裕のあるのんびり生活が、自分のペースに合っていた。
本当にあの地では自由を感じていた。

アメリカにはところどころにストリートパフォーマーがいる。
路上で楽器を演奏するなり、芸を披露するなり、チップを目的に一日中いたりする。
モーテルに泊まる金額が安くて20ドルちょっと。
一日の食費が10ドルもあれば、おなかいっぱいになれる。
つまり、一日30ドルちょっとあれば、ぎりぎり生きていけそうな空気がある。
特に「チップ」や「楽しみ」に関しては文化がもともとあるので、「パフォーマー」たちを軽蔑するような空気はまったくない。

そこにいると「なんでもやってみればいいじゃん」という、楽な気持ちになれたし、自分もまた「やらなきゃしょうがないだろ」という気持ちになっていた。
日本語が通じず、片言の英語しかしゃべれない。
やっていかなきゃ生きていけない。
コミュニケーションも取れない。
不安に思ってしり込みする時間があったら、何か手を打たなきゃいけない。
でも切羽詰っているわけではなくて、「なんでもできそうだ」という自由な気持ちでいられた。

バスに乗って長い時間フリーウェイ(無料高速道路)を走る。
ネバダ州は乾燥した大地が多く、荒野が広がっていたりする。
白い岩肌に、乾燥した低木と、まばらに見える植物。
そんな山を越えていくと、今度は赤茶けた色の土が広がる。
空気も乾燥しているせいか、太陽が嫌に青みがかって見える。
雲の形も、煙を漂わせたような、日本では見られない形ばかりだ。
移動距離も長く、移動コストも安い。
どこまでもいけそうな雰囲気があって、どこに終着点があるのかもわからない。

カジノで稼ごうとは思わなかった。
素人だし、日本でパチンコもスロットも競馬もやったことのないような男がカジノに行くのだから、勝手がわからないに決まっている。
ただ、雰囲気を味わいたかった。

クレジットカードの限度額まで現金が引き出せる。
一日で見事に十万すって、帰りの時には1ドルとちょっとぐらいしかなかった。
ひどいものだった。
もう何も残ってない。
気持ちも荷物を全部おろしてしまったように軽々としていた。
帰る切符を先に買っておかなければ、帰れなかったレベル。

帰りのバスの中で同じような景色を見る。
荒野や岩肌を見ながら、妙にすっきりした気持ちでゆられる。
その時、カントリーミュージックのようなものがラジオから流れ出し、からっぽの心の中に妙に心地よく響いた。
何も持たず、何も背負わず、もう体ひとつで、長い道をひたすらゆくロードムービーのような、妙に透き通った気持ちになれた。

「自由」

何かを押し付けることでもない。
何かにせかされるわけでもない。
ただ、ありのままでいていいのだと、ありのままでいることが本当の自分なのだと、それが一番気持ちのいいことなんだと。

失っても、何も失った気がしない。

「また、やり直せばいいよ」

こうじゃなきゃいけないとか、ああしなきゃいけないとか、色々あるかもしれないけど、大丈夫、なんとかなるよ。

ふと、アメリカにいた頃の気持ちを昨日思い出した。
「自由な気持ち」を、思い返していた。

大丈夫。
なんとかなる。
自由な気持ちで、ちゃんと色んなものを優しく包んであげれば、全部うまくいくよ。

ふと、苦しくて辛くてふさがっていた気持ちが、妙に軽くなっていた。
もし辛くなったら、せめて気持ちだけでも、あの場所に戻ればいい。

拍手[1回]

10/25

Sun

2009

自分の感情すらもコントロールできないで、守りたいものすらも傷つけて、自分が暴走して止まらなくて、壊してぐちゃぐちゃになる。

つくづく自分はなんて幼いのだろうと、苦しみに耐えて待つことすらもできないのかと、自分の幼さに心底落胆する。

なんでもリセットできたらいいのに。
そういう安易な考えが誰だって浮かぶ。
自分もそうだ。
この苦しいことが何もかもなくなればいい。
自分がいなくなればこんなことは起こらなかったかも。
自分がいるせいでこんなことが起こっている。
あいつさえいなければ。

立ち向かうことは苦しい。
初めてのことにどうしていいのかもわからずに混乱して、ただジレンマと苦しみだけに時間を費やす。
もうこんなことはなくなってしまえばいいのに。

我慢できずに自分も言ってしまう。
よくない感情に身を任せて、他人を殺してしまう。

そのあと、残る虚しさと言ったら、例えようもない。
どうしたらいい。
伝えることは時として傷つける。
相手のことを思いやるとは、相手の考え方や価値観や経験もすべて受け入れて、頭ごなしに言っても、それは思いやりにはならない。

もっと自分は気がつかないといけない。
大切なものと向き合うというのは、真剣にやりあわないと、どうしようもなくすれ違う。

拍手[1回]

09/25

Fri

2009

つい、自分の感情から強く自分勝手なことを言い、責め立ててしまい、理不尽な傷を与えて友達をなくしました。

後に、メールで言われたことは「感性鋭く生きる」よりも「感情豊か」に生きたい、と書かれました。

正当性のある正論であろうと、人の気持ちを尊重しない言葉には、ココロは動かされないのだと。

まったくその通りでした。

その人のほうが、はるかに人のことを考えていた。
自分のほうが浅慮だった。
つまらない感情をただ押し付けただけだった。

芸術の根本にあるのは、「感情を豊かにさせる」ことにあって、「感性の鋭さを押し付ける」ことではない。
後者が主軸になってはいけないのだと、気がつかされました。

他人のことを鋭く指摘したからなんだというのだ。
動かせないのは、動かない人が悪いのではなくて、動かせない人が悪いのではないか。

未熟すぎることを痛感しました。

拍手[1回]

09/24

Thu

2009

自分の作品を朗読してみましたが、
難しい。

味が出ない。
ぜんぜん臨場感がないな。

どうしたらいいんだろう。

リテイクしたいけれど、まずはどうぞ。
後でリテイクした音声をすりかえるかも。

http://39moon.seesaa.net/article/128740761.html

拍手[1回]

フリーエリア

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

バーコード

プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

最新コメント

(07/27)
(02/23)
(03/05)
(03/02)
(01/24)
(07/29)
(01/21)
(08/16)
(04/28)
(04/20)

ブログ内検索

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

忍者アド

Copyright © あさかぜさんは見た : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]