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あさかぜさんは見た

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06/22

Sun

2025

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11/25

Wed

2009

痛みの中にこもる

傲慢を除き、自分が痛みを感じているうちは、なかなか他者の痛みへ気がまわることはない。

「防衛本能」

誰しも自分にとって有利であろうとしたり、何かのストレス痛みから身を守ろうと勝手に心が働き体が動く。
それは時として他者への感覚を著しく麻痺させる。

本当は、痛みがあるからこそ、他人の痛みへ思いをめぐらさなければいけないのに。

自分の痛みの中にこもる。
それは少しでも自分が楽なところにいかないと、自分の痛みを意識してしまうから。
だから、その痛みを忘れよう、そこから逃れようとして、痛みを意識させるものに過剰反応する。
痛みを意識させるものを敵視したり、無視したりする。
それが本当に有益であるかそうでないかも忘れ去り、自らの感覚の中にこもる。

本当は、「他人同士」が一番楽なのかもしれない。

「あなたなあなたで勝手にやってください。私もそうしますから」


そう宣言したほうが楽なのかもしれない。
自分のことしか考えられなくて、他者への痛みをおもんばかることもなく、自分勝手に。

…じゃあちょっと待ってください。
あなたは自分がそうした時、他人からも同じように扱われて平気ですか?
なんとも思わない人ですか?
「他人は他人」で自他共に割り切れる人ですか?

もう少し考えてみてください。
もしその意識が全体に蔓延したらどうでしょう。
「他人は他人」「あんたのことは関係ない」
その思想は、同じ思想の人間を寄せ付けます。
もし、そういう人間に囲まれたら余計にあなたは孤立します。
利益で結びつき、利害が一致しなければ離れます。
そして、あなたが窮地に陥った時、周囲には助けてくれる人はいなくなります。

あなたがしたことは、他人へと影響します。
そしてあなたへといつか返ってきます。
痛みを与えられ、そして痛みの中にこもります。
「やっぱり自分勝手にやったほうが楽だ」
そのような答えにいきつくかもしれません。
みんながそう考える社会は幸福なのでしょうか。
広い範囲で考えなくてもいい。
そんな仲間に囲まれる人生は幸福なのでしょうか。

いや、きっと人はそんなことにさえも気がつかず、考えず、自分だけの幸福を追い求めて、目の前の物を追い、それを手に入れては満足し、満足しきったら、捨てていく。
そういうことを繰り返すのかもしれない。
誰を傷つけているのかを考えず、自分だけの痛みを訴えて、さも相手は傷ついていないかのような無神経さで、人生を過ごしていくのかもしれない。

でも、何故…?
無関心を装うことが、人を傷つけないことの最善の策なのですか?
その無関心が無神経を誘うとしても…?
自分が傷ついていると訴えるのでさえ傷つけられる。
それは自他共にそうなのかもしれない。
いやきっとそうなのだろう。
そうやって人は傷つけ合って痛みの中にこもる。
話し合うことすらもできずに。

本当にそれでいいのか…?

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11/21

Sat

2009

想ってます。
本当に、本当に、想ってます。

私も傷ついています。
本当に、傷ついています。

あなただけではありません。
傷ついているのは。



P.S. 私へ

人の想いを抱けなくなったらもうおしまいです。
あなたの心は荒んでいて、「想う」なんていうのも甚だおかしい状態です。
ご自分の醜さを鏡で映してご覧になってはいかがでしょうか。
本当に相手を心配してしていること?
見切っているのでしょう?放っておけばよいのに。
歩いている場所が違うことぐらいわかるでしょう。
そしてあなたの力なんて必要としていないでしょう。
人の力になりたいなんて思い上がっておいでではないでしょうか。

―自分が無力なことぐらいわかっているのです。それでも、何もしないよりかはずっといいと思うのです。

人の迷惑も考えず、相手はあなたのことをただ煙たく思っているだけでしょう。
批判?説教?ご自分のことをご覧になっては?
ご自分の今の状態は?酷いものです。
ありがたいともなんとも思われないような言葉で相手を傷つけているだけなのでしょう?
それを認めたくないからあなたは相手に言っているだけでしょう。

―嫌われることや、憎まれることは、恐れてはいません。むしろその痛みや苦しみは覚悟の上なのです。
―思うのです。人に対して苦しみを訴えていた時、私は自分の状態をわかって欲しかった。その時、その話をいつも軽視された。その上で次の話をされても、自分にはどうして理解されないのかがわからなかった。今は抜け出て自分が逆の立場になってしまったのではないかという怖さはあります。苦しみは背負う覚悟です。

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11/21

Sat

2009

「どうして、そんな人のためにしようとするの。後のことは他人事でしょう」
「それは、自分の中にはどうしても、辛い時期に、本当に身近な人に助けてもらえなかったという意識がどこかにあって、それで、どうしても、砲っておけなくなって、してしまう。自分が本当に辛かったから、だから、自分だけは人の苦しみを背負って、少しでもなんとかしてあげたい」

それもまた、ある意味自分勝手な考えであることはよくわかります。

「他人事」

多くの人はそう割り切り、他者への干渉を控えます。
プライベートなことだから。

そして個人もプライベートへの干渉を酷く嫌います。

人は他人から何か言われた時「プライベートにまで干渉されている」と思います。
そして言う側も「プライベートにまで干渉している」ということに気がついていない場合があります。

しかし「自分視点」の人は、「他人への接し方」も「プライベートなこと」として一緒にして考えるため、「指摘」が非常に困難になります。

私正直言って「わかってやっている人」はいいと思っているのです。
自分が差し出す犠牲もわかっていて、どんな状態になるかもわかっている。
「覚悟」があって、最後までできるっていうのなら、やればいい。
生きるも死ぬも後はその人しだいなのだから。
でもたいていの人は「わかってやってない」です。

人の苦しみを背負おうとすることは楽なことじゃない。
辛いし、時としてなんの報いもなく、虚しい。
何度も何度も繰り返して「何故こんなことをしているのだ」と思う時もある。

「愛している」が、どうしてこんなにも都合のいい使われ方をするかっていうと、受け取る側が「自分にとって心地のいい『愛している』」だけを選び取っているからだ。
そして伝える側も、都合のいい「愛している」を繰り返す。
その「愛している」は、「あなたの痛みも背負います」ではなく、「私にとって心地よいです」の感じのほうが強い。

このように、一見相手のことを考えているようで、自分のことが中心であることが多い。
でも人生は、自分自身のものだからと、そこから視点が自分よりになるのは当たり前のことだが、しかし私たちは一人で成り立っているわけじゃない。
どんな想いだって、たった一人で成り立つ想いなんて、この世界にひとつもないのに。

「他人がいるから想いがある」

そんな当たり前のことすら、忘れてしまいそうになる。
過去の想いも今抱けるのは、今接している人がいるからでしょう。
誰もいなかったら、過去の思い出なんて必要ないのに。
誰もいなかったら、「生存本能」さえあればいい。
今日を生き延びることだけで、思い出にしがみつく暇もない。

人と接しているのに、自分の思いだけに留まろうとする。
どうして私たちは「壁」を作っていくのだろう。
互いにもろいからこそ、「壁」ができるのだろうけれど、互いにもろいからこそ、弱さを考えあわなきゃいけないんじゃないのか。
それは「押し付け」ではなく、「思いやり」として。
受け取るほうも「押し付け」としてではなく、「思いやり」として。

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11/20

Fri

2009

自分が成長しなければ、同じ過ちを繰り返す。
それは、同じように人を傷つけることを意味する。
自分がよければいい。
自分は傷ついたから。

じゃあ、相手は?
相手のことを考えられるのか。

自分が何をして、どんな結果が引き起こされるのか、それを一生懸命自分の中で考えて、時には反省しなければ、何度も何度も同じことを繰り返して人を傷つける。
それができないのは、人を見ているようで自分しか見ていないから。
相手のことを考えている自分しか見ていないから。

壁にぶつかり逃げ続ける。
でもある日突然、ぶつかりすぎているうちに「これじゃあダメだ」と思う。

「その、自分を見直す瞬間って、いつ来るんだろうね」
「いつだろうね…」

「つくづく自分は弱いと思いました」
「俺が見る限り、自分が弱いと嘆く人は、人と向き合おうと努力している人のほうが多いと思う。きっと、向き合おうと努力するから、向き合えない自分に悔しさを抱くのだと思う。だから、弱いなと、感じるのだと思う」

どうしてだろう。
何が悪いのだろう。
それを一生懸命考える人はいつも傷つく。
いつだってケロリとしているのは、傷つけてもなんとも思えない人なんだ。

相手のために懸命に尽くそうとして、その思いが通じなかった人はいつも泣いている。
「尽くす」
「効率」の観点から言えばなんて「非効率」で「非生産的」なのだろうと考えるだろう。
人は機械ではないし、当然自分にだけいい環境があるはずがない。

いつも不安に思う。
いつも悲しく思う。
「なぜ自分が人を傷つけているのか」まったくわからない人を。

不愉快に思う気持ちで大きく人を傷つけて、自分の正当性を保とうとする。
それは、もう、アヤマチです。

たとえ、明日命が尽きることがわかっていても。

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11/19

Thu

2009

「わかりました」
そう言って、自分のことしかしないもの。
口先だけの返事。
自分の都合のあいた時しかやらない。
行動を追っていくと、結局自分のしたいことができないから文句を言っているだけに過ぎない。

「自分がどのような環境におかれているのか」
まったく考えないで発言するもの。


最近、一番びっくりしたのはストレスの元凶から、
「あまりお酒のみ過ぎないようにね!」
と明るく、ケロリと言われたこと。
信じられなかった。
他の人はどうしてそうなっているのかすぐわかったのに、当事者だとわからないものなのだろうか。
それとも、わかってて言ったのだろうか。
そういう「無神経」ともとられがちなことを、なぜするのかもわからなかった。
当人はきっと、自分の善意と思いやりから発言したことはわかっていたけれど、「なぜそうなっているのか」を考える力が非常に欠落していると、以前からの発言を受けて、その時はっきり悟った。



何かが、欠けている。



一方、そのほかの人。
傲慢。
「自由」の名の元に、「自らの傲慢」を語る。
上辺だけの謙虚さ。
そして、行動のしたたかさ。
それに気がつかず、「この人は素晴らしい人だ」とついていく人たち。

今まで、そういう人間に出会うことを極力避けてきた。
自分の心が傷つけられるのがわかっているからだ。
誰もが大なり小なりしている。
その「大」から逃げ続けてきた。
向かい合う必要もないと思っていた。

しかし、自分が年をとり、だんだんと「自分より下の年代」が増えていくごとにふと気がつき出してきた。

「前よりも、出会う確率が多くなってきている」

今どうしたらいいのか、悩んでいる。
もしかしたら自分のほうが間違っているのではないかと考える。

「通常の感覚」
「現実できちんと人と向かい合い、それなりに傷つき思いやっていればわかること」

それが通じない。
自分もそうだったから、わからないまでもない。

でもひとつだけわからないことがある。
自分が招いたことすらも理解できないのは何故だろう。
自分が招いてそのような状況になっているのに、ひとつもわかろうとしないのは何故だろう。

状況判断能力が著しく欠如しているとしか思えない。
自分の行動がいかなることを引き起こすかまったくわかっていない。
この「読みの浅さ」はどこから来る。
浅いどころか、「何も考えていない」姿勢はどこから来る。
子供すぎる。

いい大人が「子供」で、いい大人が「学ばない」。
いいのかこれで。
いいわけないだろ。

まるで自分だけ。
自分の世界に心地よさをもたらすものだけが、正しいもの。

いいかげんにしやがれ。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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